ご存知ですか?ダイアログ・イン・サイレンスって
ダイアログ(=dialog)は、対話、意見交換などの意味を持ちます。
サイレンス(=silence)は、静寂、沈黙、無音、静寂などの意味ですね。
と言うことで、「静けさの中の対話」ってことなります。
無音の中で対話するって、どんな事だろうと思いませんか?
ろう者の世界を体験すること?
いや、これが違うんですよ。
音のない世界で、言葉の壁を変えた対話を楽しむエンターテイメント!!らしい。
どんなモノなの気になりますよねー。
ダイアログ・イン・サイレンスとは
体験を案内するのは、音声に頼らず対話をする達人、聴覚障害者のアテンドです。 参加者は、音を遮断するヘッドセットを装着。静寂の世界で、集中力、観察力、表現力、そして解放感のある自由を体験します。 そしてボディーランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとる方法を発見していきます。 引用: ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
http://www.dialogue-japan.org
なるほど、参加者は、ヘッドセットを使って「サイレンス(静けさ)」を体験するんですね。普段、耳を使って言葉を聞いてコミュニケーションをしてますが、どんな感じになるのでしょうか?まさにボディーランゲージのみでの会話を体験するって・・・。会話が成り立つんでしょうか。
ダイアログ・イン・サイレンスを体験したい理由|イン・ザ・ダークの体験
なぜ、ダイアログ・イン・サイレンスが気になっているかというと、以前、私自身、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験したことがあることからなんです。
こちらは、暗闇のソーシャルエンターテイメントです。完全に光を遮断した空間の中へ、グループを組んで入り、暗闇のエキスパートの視覚障がい者のアテンドで色々な体験しました。「いやいや、最初は真っ暗だけど、そのうち、目が慣れてくると多少は見えるんじゃないの??」と甘い考えを持ってましたが、最後まで何も見えない状態での体験でした。
見えないだけでしょ?みたいな甘い考えじゃないんですよ、これが。
アテンドしてくださった聴覚障がい者の方がメチャクチャ頼りになるんですよ、ホントに!!
如何に普段の生活が目に頼っていたのかを実感しました。歩く事、1つとっても恐る恐るで・・・きっとへっぴり腰で、もし見えていたら、情けない格好をしていたに違いありません。目からの情報が無いと他の五感が敏感になるのが物凄くわかりました。足の裏から伝わる感覚、肌に感じる僅かな感覚で空気の流れを感じ、そして声(音)に集中し、参加者とコミュニケーションを取る。普段、こんなにも感じることが出来る五感を右から左に流しているんだー。勿体無いこと、勿体無い。そんな「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の体験でした。
なので、
「ダイアログ・イン・サイレンス」で音の感覚の無い状態を体験したい。
私達は普段、口で言葉を発し、耳で聞き、コミュニケーションを取っています。(筆談を使うのはルール違反??)それが出来ない状態でコミュニケーションを自分の体を使ってする。
まとめ
情報の90%は視覚から得られるなんてことが言われています。「ダイアログ・イン・ザ・ダ ーク」では、残りの10%を拡張(集中)させて情報を脳にインプットをし、コミュニケーションを取るものでしたが、「ダイアログ・イン・サイレンス」は正に、音という情報の一部を遮断し、静寂の中で、集中力、観察力、表現力を高めてそしてボディーランゲージなど、音や声を出さず、互いにコミュニケーションをとることを体験するそうです。たとえ母国語の異なる人であっても、想像以上の交流が深まるとのこと。
なんか、すげーです。
言葉の壁を超えるかもしません。
<2018年開催終了。2019年夏、開催予定!>
2017年、18年夏に期間限定で開催され、約1万人が体験したダイアログ・イン・サイレンス。
さらに多くの方へお届けすべく、来年に向け歩みを進めています。