2019年3月に実写版の「ダンボ」が公開されましたね。
「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」などの監督のティム・バートンさんの作品です。ディズニーアニメーションスタッフから監督に転身した珍しい経歴をお持ちなだけあって、今回の「ダンボ」もピッタリな気がします。
でも、うん。
「ダンボ」って、キャラクターは小さい頃から知っているけどストーリーは??ほんと、ディスニーファンの方、すいません。アニメを見たような気もしますが、まるで覚えてない!確か、耳を翼にして空を飛ぶ話だったような・・・。
ディズニーアニメ【ダンボ】って
1941年に公開されたディズニー制作のアニメーション長編映画(64分)です。
日本では1954年に邦名「空飛ぶゾウ ダンボ」で公開されました。1941年と言えば、戦時中の作品になるのですね。今は、リマスター版が出ているので綺麗な映像が見ることが出来ます。。
ダンボあらすじ(ざっくり)
サーカス団のジャンボ(ダンボの母親)の元に、コウノトリが運んできたのは体全体を覆い隠せるくらい大きな耳を持った子ゾウ「ダンボ」。(メルヘンですね。コウノトリが赤ちゃんを運んでくるなんて)周りからは気持ち悪がられたり、馬鹿にされてもジャンボにとって大切な子供でした。愛情深いジャンボはあるトラブルからダンボと離れ離れに。サーカスデビューの失敗やピエロをする日々に落ち込むダンボにネズミのティモシーが世話を焼いたり、助けたり。二人で間違ってお酒を飲んでしまい、目を覚ませば高い木の上でした。カラスから「空でも飛んだんじゃないのか」とはやし立てられたことから、ティモシーはダンボが耳で飛べることに気付く。そして、サーカスの人気ものとなり、ジャンボとも一緒にいられるようになりました。
かなりざっくりとしたあらすじですが、大きな耳を理由に仲間の象たちから仲間はずれにされたりしますが、その個性と友情でサーカスの人気ものになります。母子愛・友情・そして人とは違う個性でも大丈夫だというメッセージが込められているように感じます。
「耳ダンボ」(耳をダンボにする」
今の若い人は、もう使わないですよね。
耳ダンボ(耳をダンボにする)
別にダンボみたいに「耳を翼にする」ってことではありませんよ。
1980年代によく使われていた言葉です。
要は、「ダンボみたいに耳を大きくして聞く」を例えた言葉なんです。
マギー審司さんの代表的な持ちネタ『ビックリして耳がでっかくなっちゃった』に通じるところがあるかもですね。
こちらも古いネタではありますが・・・。
まとめ
改めて「ダンボ」のストーリーを追いかけることで、70年以上前の作品にも関わらず、心から考えさせられるテーマであると確信します。母子愛や友情は元より、人と違う個性に対して差別や偏見に晒される「ダンボ」は正に現代社会をも映し出すメッセージを感じずにはいられません。ストーリーはハッピーエンドです。今の世の中もこのようにどんな個性でも活かせるようになれればよいのですが。
ダンボの個性=耳が体を覆い隠せるくらい大きい。
・人(ゾウ)と異なる容姿の差別や偏見を受ける。
・サーカスで芸をする時に、耳のせいで失敗した。
