イヤフォンの利点は外部の音を大幅にシャットアウトし、流れるBGMやアーティストのボーカルに集中出来る点です。作業する時、あえて外部の音をシャットアウトするためイヤフォンで音楽を鑑賞する人々は多いです。好きな音楽は勉強や仕事の効率を上げてくれるサポートアイテムですが、いわゆる自動車の運転中のイヤホンの装着については気をつけなければいけません。

道路交通法第70条

(安全運転の義務)
道路交通法第七十条  車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
(罰則 第百十九条第一項第九号、同条第二項)

道路交通法第70条には、ドライバーは常に安全運転をしなければいけない義務が明記されています。直ちに安全運転を阻害する物を装着してはいけない、と解釈する事ができ、イヤフォンを両耳につけて走行する事は原則的に道路交通法の違反になります。実際に最近市販される製品は遮音性が高く、運転中につけ音楽を流せば周囲の物音や踏切の音などが遮断され、個人のスキルに関係なく安全運転が難しくなります。

日本全体に適応される道路交通法にイヤフォンやヘッドホンの装着を禁止する直接的な表現はありません。しかし自治体によっては道路交通法に独自のルールが追加されており、大容量でBGMを流したり、イヤフォンやヘッドホンをつけて外部の音が聞こえない状態で、車やバイクを運転してはいけない、という表現が明記されているのです。

イヤフォンの種類によっては大丈夫??

イヤフォンと言っても近年では多彩な製品が販売されており、片耳タイプやBluetoothタイプなどがあります。片耳だけならセーフ、という解釈をして運転中に音楽を片耳イヤホンで聴いたり、両耳イヤホンの右側だけをつける方々がいますが、このやり方も警察官の判断によっては違反になる可能性大です。

まとめ

音楽は私たちの暮らしに癒しと楽しみを与えてくれます。最近は多種多彩なオーディオ機器があり、スマートフォンやタブレットなどでも高品質な音楽が楽しめるようになりました。イヤフォンの種類は豊富になり、低価格ながらもプロ仕様顔負けの製品が多々あります。

道路交通法にはイヤフォンの付け方などを定義づける文言はなく、要するに運転中、安全管理が出来ない状態でいてはいけない、という事をドライバーに課しています。

イヤフォンで音楽を聞くだけでなく最近はスマートフォンを見ながら自転車運転してる人がいます。自転車の場合も 違反行為になり、違反者は安全講習の受講が義務付けられるようです。

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osamu
なにかあってからでは、遅いです。
くれぐれも安全運転しましょう。