うさぎは大きな耳を持つ動物ですよね。
耳は大きな特徴であり、イラストで描かれる時も大きくデザインされます。可愛いチャームポイントであり、同時にうさぎの耳は犬の尻尾のような存在です。犬や猫に比べて鳴く事が少なく、感情表現が大人しいですが、うさぎの耳を見ればどのような気持ちなのか分かるようですね。

うさぎの耳の感情表現

うさぎの耳が真っ直ぐに伸びている時

持ち前の聴力を活かして周囲の様子を探っています。うさぎは元々非常にナイーブな動物であり、自分が知らない音や変わった物音などが周囲で鳴ると、自然と耳が動くのです。人の聴力よりも優れており、人間が物理的に聴きとれない音域や範囲まで、うさぎ達は普通に聞き取れます。

人の耳には小さすぎて拾えない僅かな物音や距離的に遠すぎて、やはり人の聴力では聞き取れない物音、人間の耳では殆ど感じ取れない音域の騒音など、うさぎは毎回敏感に反応し、その度に大きな耳は自然と動くので、よく観察してみると面白いでしょう。野性で生活していた頃から、うさぎは警戒心が強く自慢の聴力によっていち早く危機を察知して、生存競争に生き残って来ました。

うさぎの耳が反対に伏せられている

これは基本的に癒しを感じている時です。一見すると何か元気が無いように見えるかもしれません。しかし耳がふにゃふにゃと伏せられている時は非常にリラックスしており、飼育環境に安心感を覚える証拠です。

うさぎの耳が忙しくなくあちらこちらへ動く

この場合は周囲の状況に対して警戒心を覚えている状況です。大きなストレスを感じているわけではありませんが、聞きなれない騒音が長時間鳴っていたり、スマートフォンやタブレットから電子音が流れると、うさぎは不思議に思い、それを警戒します。人もまた周囲の状況に違和感を覚えた時は、耳をすましたり顔をきょろきょろと動かして、辺りの様子を観察します。うさぎの耳が忙しく動く様子は、人間でいうところの集中力を研ぎ澄ましている事と同じです。

まとめ

うさぎは体調調整が苦手なので、長い耳でしています。非常に敏感でデリケートな部分です。耳の毛細血管に血液を循環させて体温をコントロールしているので、耳を掴んだりしてはダメです。きっとデリケートなため、感情もストレートに現れるのでしょう。

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osamu
鼻をヒクヒクとさせる仕草も可愛いですよね。うさぎは視力があまりよくないため、聴覚と嗅覚を使って外敵からすばやく見つけて逃げたり、エサを探したりしています。鼻は耳と同じで、他の感覚よりも発達してるんですね。