3月3日は「ひな祭り」!!
女の子の健やかな成長を祈る節句の年中行事ですね、
でも、世の中には、いろんな記念日がありますが耳に関しての記念日は3月3日の「耳の日」です。
この日は、誰が決めて、何の目的の記念日なのでしょうか?調べてみました。
3月3日「耳の日」は誰が決めたの?
耳の日は、社団法人日本耳鼻喉科学会が制定した記念日です。難聴と言語障害をもつ人びとの悩みを少しでも解決したいという、社会福祉への願いから始められたもので、昭和31年に制定されました。
単に「みみ」と「33」の語呂合わせだけかと思いきや、数字の3が耳の形に似ていることも理由のようです。
また日本耳鼻咽喉科学会では、「鼻の日」なるものも制定しています。こちらは8月7日なので語呂合わせだけみたいですね。耳の日に制定年は1956年(昭和31年)に対して、鼻の日は1961年(昭和36年)で、当時、日本人に多かった慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の早期発見、早期治療をすすめることを目的とする時代背景もあったようです。
日本耳鼻咽喉科学会では特定の企業や団体および商品の宣伝に「耳の日」や「鼻の日」が利用されることを目的としていないようですので、商品の宣伝に使うのは良くないようです。
日本の耳の日のイベント
「耳の日」を制定した耳鼻咽喉科学会では、相談会や市民公開講座、講演会など様々な内容で全国各にて地毎年イベントを2月後半から3月中旬にかけて行っています。
無料で医療相談や補聴器相談などを受けることが出来るなど、気軽に参加できる内容も多く、毎年2月初旬から告知が始まりますのでお住まいの地区のイベントを調べましょう。
「耳の日」は世界でもあるよ!|国際耳の日 World Hearing Day
世界でもあるのですね、「耳の日」は!!
やっぱり3月3日が、「国際耳の日 」(World Hearing Day)だそうです。
「耳(みみ)」から「33」の語呂合わせは世界でも!?と一瞬、考えてしましましたが、「3」の形が「耳」に似ている点からですかね。あと電話の発明者で、ろう教育者であったグラハム・ベルの誕生日も関係しているかもです。
それに関連して「International Ear Care Day」というものもあり3月3日に開催される毎年のアドボカシーイベントが開催されます。2007年に中国の北京で開催された「第1回聴覚障害の予防と修復に関する国際会議」で指定されたこの日は、意識を高め、世界中で耳と聴覚のケアを促進することを目的としています。毎年、特定のテーマに設定して、WHO(世界保健機関)とその関連団体がアドボカシーイベントを行っています。
WHO(世界保健機関)よると聴覚障害者は、世界で4億6,600万人(世界人口の6.1パーセント)と言われています。対策が講じられない限り、聴覚障害をもつ人の数は今後数年間で増加する可能性があります。予測によると、その数は2030年までに6億3,000万人に増加し、2050年には9億人を超える可能性があるようです。
まとめ|3月3日の記念日 世界も日本も
単に3月3日は「耳の日」で、耳に良い日の記念日では無かったのですね。
年齢を重ねると誰しも聴力の衰えは出る可能性があるわけですが、最近、よく耳にする言葉で「ヘッドフォン難聴」なんてものありますし、少しでも自衛できる方法を知る機会なのかもしれません。